アルコール依存者と暮らしたのだ 1「まず地獄を細かく説明するから」

さまよっていた子猫三兄弟のおチビ
「こんなのが道路の真ん中にいたもんで。」と......
保護直後の写真です。
猫風邪の治療と目の切開で元気になり
三兄弟みんな里子に行きました




数年前の出来事です。
目のつぶれた子猫。子猫三兄弟。
夫がそれを拾って連れて帰って来た。

ある日、夫は仕事で新宿2丁目に行った。配達の仕事で。
そして目のつぶれた猫が車道をまごまごしてて
建物の隙間からもニーニー、声がする。と電話がかかってきた。
その夜、目のつぶれた子猫を連れ帰ってきた。
翌日は建物の隙間から一匹。翌日、もう一匹。
最近よく見かけるようになった子猫だったと言う。みんな兄弟だと思うと。
親猫はいるらしい。でも最初に保護した一匹が、衰弱して病気になっていたので
みんな連れてきてしまった。なんてこった。




さてさて。その頃のことを書こうと思い立ちました。
わざわざ書かなくてもいいかとも思うんですが、最近、ブログに書いておきたくなり、
数回にわけてアルコール依存症の話を残しておくことにしました。



家族にアルコール症(アルコール依存症)のある人は大変だと思います。
本人は自覚なく、飲みますね。コントロールが効きませんね。
暴れたり漏らしたりいなくなったり深夜に夢遊したり叫んだり
泣いたり浴槽に沈んでいたりお風呂を追い焚きして熱々のまま寝てたり
寒くても暑くてもトイレや床に失神したみたいに転がっている。
うなされて奇声を上げたり窓から飛び降りそうになったりして
薬物中毒と変わりない。


アルコール依存症(だったのは)私の夫です。
当時は、すごい飲み方をしてました。
ウイスキーでも焼酎でもほぼ原液で飲みましたが、それから
アルコール依存者が依存症を受け入れ、飲まなく(飲めなく)なっていく。
という記事を数回に分けて書きます。
ご興味があればお付き合いください。



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私は自分の心身が限界に達していることに気がつかず、
アルコール依存者との生活に留まってしまった。
そして私は慢性疲労症候群になった。
原因は第一に夫のアルコール依存症にあると思っている。




アルコール症の人が家族に居ると家族は壊れます。
最初は、自分たち当事者も、崩壊していることに気づかず
とにかく、依存症の家族をなんとかしようと必須になります。
子供がいるなら、アルコール依存症を見せられるだけで脳が傷つき
心が壊れます。連鎖もすると言われています。
その頃、私は夫と2人暮らしでした。


毎日、心身が休まりません。家が戦場と化す。
うちは、アルコール依存の夫が飲み出すのは夜です。
夜9時、10時に缶ビールを持って飲酒しながら帰宅するところから始まります。


私が崩壊していく順序はこうでした。
夜は、うるさくて寝られない。
毎晩、介護で叩き起こされる。
疲労で、仕事に行けなくなる。
そして徐々に昼夜逆転になる。
アルコール依存症があっても夫は、仕事は仕事に行っていた。
真面目に会社には行くので、私は、夫の居ない時間に寝るしかない。
うちの場合、酔って、小物類は破壊するけれど人には危害を加えなくて
アルコール依存症だけど残業も早朝出勤もこなす。
家族や他人に危害を加えれば110番なんだけど
やってることがギリギリなので、通報したところでただの酔っ払い扱いだ。
それがないのでお縄にすることもできない。
アルコール症は家族にとっては、なんとももどかしい、のでした。
夜。毎晩こんなふう。




アルコール症の人は飲むと病的に何かから逃げまわって怖がったりする。
それがアルコールのせいだとは微塵も思わない。
家の中で迷子になる。居場所が分からず、今居る部屋の出入り口がわからず、
ドアをバンバン叩いて叫んでいる。
冷蔵庫や押し入れをトイレだと思い、用をたそうとする。
私は毎晩、夜中に数回ほど起こされ介護状態になる。
暴れる成人の男を、羽交い締めにする。平手打ちを喰らわし
髪を掴んで振り回して正気を取り戻させるけどそこで逆切れし暴れる。
サバイバル。普通じゃない。
漏らすので、毎晩着替えをさせる。ひどいときは一晩に2、3回。
暴れて突き飛ばされる。
日中、飲んでいない時はアルコール依存者であっても外面は良い。
そのためか誰も身内でも親でも、理解してもらえない。
嫁さん大袈裟に言ってら。で笑われる。
そんなことが毎日繰り返される。そして、
「もう逃げよう」と思う頃。
私は慢性疲労症候群を発祥することになった。
それは一緒に暮らして7年目のこと。







アルコール依存症者と暮らしたのだ  2  に続く


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